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平成27年 年 頭 恭 書

新任に当たって

曹洞宗秋田県宗務所所長 越姓玄悦

謹んで新年のお慶びを申し上げます。今冬は十二月初旬から雪が多く、地域によっては平年の二倍、三倍の降雪量を記録したというところもあったようですが、管内御寺院様におかれましては恙無く新春をお迎えのことと拝察申し上げます。

昨年十二月の任期満了に伴う宗務所長改選により、佐々木正悦前所長の後任として不肖私が大任を御引き受けすることになりました。不徳にして浅学菲才、誇るべき実績も持たない身ではありますが、管内御寺院様の総意を旨とし、宗務所行政本来の道を踏み外すことなく精進を重ねていく所存でございますので、何卒御指導、御協力をいただきますよう伏してお願い申し上げます。

前所長佐々木老師は、豊かな見識に裏付けられた熱意溢れるリーダーシップにより、四年間に亘り宗務所役職員を牽引され、時には英断を以って東日本大震災以降の難題の多い宗務所行政に輝かしい足跡を残されました。その後継としては、いささか非力にて荷の重さを感じているところでございますが、幸いなことに斉藤昭道副所長をはじめとして、県内の有徳、有為の人材を役職員として御推薦いただきました。斉藤師は既に宗門内において布教教化に確かな実績を積まれ、人格円満にして進取果敢の気風に富み、新しい役職においてもその力量を多いに発揮してくださるものと確信しております。

新任、再任の職員を含め八名にて十二月十一日より管内御寺院様の負託にお応えするべく、職務の精励に努めているところでございます。

就任間もなく、宗務庁にて全国宗務所長会総会が開催され六十六名の所長の一人として、身の引き締まる思いで出席をして参りました。限られた時間、限られた方々とではありましたが、それぞれの宗務所の実情や課題に触れる機会に恵まれ、職責の重さをひしひしと感じるとともに、宗門興隆のために微力ながらも尽力する決意を新たにしたところでございます。

本年、宗務所・禅センターは二十五周年を迎えます。先輩諸老師の御労苦により積み上げられた四半世紀の歴史の重みを感じつつ、秋田県宗務所の運営に携わってこられたすべての方々への敬意を常に忘れることなく、役職員一同、心を一つにして節目に相応しい一年にしたいと念願しておりますので、重ねて御理解と御協力を御願いする次第です。

最後に管内御寺院様の御法体堅固と福寿無量ならんことを心から御祈念申し上げ新年の御挨拶と致します。